「ビーグル犬は運動量が多いから中高年では飼いにくい」
そう考えてビーグル犬と暮らすことをあきらめていませんか?
たしかにビーグル犬はお散歩が大好きです。できれば毎日外へ連れて行ってあげたいもの。
でも安心してください。
お散歩に行っても走り回るわけではありません。
どちらかと言うと「ゆっくり、のんびり」歩いてくれるので、中高年のお散歩向きです。
実際、うちのビーグル犬みょうちゃんと散歩しても、なかなか「ウォーキング」にもなりません。
まさに「中高年」の私は、健康のために犬の散歩が役立つなんて期待していましたが、「ゆっくり、のんびり」過ぎて運動にはなりませんでした。
この記事では、ビーグル犬にとってのお散歩の意味と、お散歩のときに注意すべきことを書きます。
記事を読み終えることで、中高年の方でもビーグル犬と一緒に暮らせると自信を持ってもらえたら嬉しいです。
もくじ
ビーグル犬にとってお散歩はとても大切
どんなワンちゃんもずっと家の中にいるより、たまには外に行きたいと思うでしょう。
ビーグル犬にとって外に行くことは、他のワンちゃんよりも大切な意味を持ちます。
もともと獲物を追いかける猟犬だったビーグル犬は、運動することが大好きです。家の中にじっとしていては満足できません。
毎日1時間程度は外に連れ出し、お散歩する必要があります。
刺激を与えるためには、なるべくいろいろなお散歩コースを作りたいですね。
たまにはドッグランに行くのも良いでしょう。
ビーグル犬は食欲旺盛です。
飼い主さんがご飯やオヤツの量をコントロールしないとあっという間に太ってしまうほど。
食べたらその分をお散歩で消化することが、一番健康的ですね。
ビーグル犬のお散歩は「ゆっくり、のんびり」
運動大好きなビーグル犬と一緒に散歩すると、体力的に疲れそうと心配する人もいるでしょう。
しかし、そんなことはありません。実は体力よりも忍耐力が必要なのです。
「ビーグル犬はもともと獲物を追いかける猟犬 」と書きましたが、獲物を追いかけるにはその匂いを嗅いで歩く必要があります。
散歩の目的は歩くことじゃなくて匂いを嗅ぐこと?とあきれるくらい、時間をかけてクンクン。
他のワンちゃんがオシッコしたところなんかはとくに念入りで、終わるのを待つ忍耐力が大事です。
ビーグル犬は食いしん坊なのでお散歩での消化が必要ですが、実はゆっくり、のんびり歩いても匂いを嗅ぐことでカロリーを消費できます。
人の場合も、もっともカロリーを消費するのは骨格筋と肝臓と脳と言われていますが、ワンちゃんも脳を使うとカロリーを消費します。
匂いを嗅いで「この匂いは誰だ?」といろいろ考えることは、とても脳を使う作業なのです。
ビーグル犬とのお散歩で注意すべきこと
ビーグル犬は好奇心が旺盛です。
お散歩で経験する外の世界はビーグル犬にとって新しく楽しいことの連続。
だからこそ、お散歩のときにはビーグル犬の行動に注意が必要です。
お散歩の最中に動くものを見つけたら、獲物を連想するのかビーグル犬は喜んで反応してしまいます。
枯れ葉が風で動いたら捕まえようとして、鳩を見つけては追いかけようとします。
年をとってくるとだんだん反応も減りますが、若いころは何にでも興味を示します。
お散歩のときにはリードを短めに持って、突然の動きに対応できるようにしましょう。
ビーグル犬は食いしん坊だと書きました。
家でご飯を食べて、お散歩中にオヤツをもらっていても、美味しそうな匂いがするものが落ちていると、思わず口に入れてしまうことがあります。
食べられるものを拾い食いしてしまうのは、まぁ仕方がないかも知れません。
しかし最近は何が落ちているかわかりません。猫を殺そうとして毒入りの食べ物がばら撒かれた事件もありました。
散歩中に異常なくらい興味を示してクンクンしたら、何か食べ物が落ちていないか疑ってください。
すぐにリードを引いて、何かわからないものからは引き離すようにしましょう。
まとめ
ビーグル犬は活発で運動大好きなワンちゃんです。
でも中高年が飼うのは難しいなんて記事をそのまま信じる必要はありません。
この記事に書いたとおり、匂いを嗅ぐことも大好きなビーグル犬は、ゆっくり、のんびり歩いてくれます。
体力に自信がない人でも問題なく一緒に暮らすことができますよ。
「ウォーキング」ほど運動にはなりませんが、大好きなビーグル犬とのお散歩は飼い主さんの心も体も健康にしてくれます。
間違いありません。