「ビーグル犬はもともと猟犬なのでじっとしているのが苦手」。
ネットや本に書かれたこんな情報を見て、ビーグル犬と暮らすことをあきらめていませんか?
けっしてそんなことはありません。
これから書くことをビーグル犬と一緒に飼い主であるあなたが覚えれば、じっとすることも上手になります。
なぜなら、我が家で一緒に暮らすビーグル犬のみょうちゃんは、数回のレッスンでじっと待つことができるようになったからです。
この記事では、ビーグル犬をじっと待たせるレッスン方法を紹介します。
記事を読み終えるとビーグル犬のイメージが変わり、一緒に暮らしたいという気持ちがもっと強くなることでしょう。
もくじ
ビーグル犬は、ほめて育てよう!
犬に何かを教えるとき、できなかったときに罰を与えたり叱ったりする法と、できたときにほめる方法があります。
ビーグル犬には、ほめる方法が絶対に向いてます。
どんな人でもほめられると嬉しいものですよね。
それはビーグル犬も同じ。飼い主が嬉しい顔をしてほめてあげると、その気持ちが伝わってビーグル犬も嬉しくなります。
ビーグル犬は群れで楽しく暮らしたいと考えているので、たくさん飼い主さんの笑顔を見て、たくさんほめてほしいのです。
ほめられるためには頑張ります。
ビーグル犬は食欲旺盛。
食べ物に興味を示さなくなったら、どこか具合が悪いにちがいありません。
「オヤツ大好き!」というビーグル犬の習性は、上手にできたときのご褒美に最適。
『おりこう!』というほめ言葉と一緒に大好きなオヤツをあげましょう。
「待て」を教える具体的な方法
では、具体的なレッスンの手順です。
まず「じっとしていてね」という指示を与えるときの言葉(コマンド)を決めましょう。
日本語で『待て』でもいいですし、英語の『ステイ(stay)』でも。
覚えやすくて短い言葉に決めたら、絶対に変えてはいけません。
一度覚えたコマンドを変えると、ビーグル犬が混乱するからです。
- まず犬を座らせます。(「お座り」がまだなら先に教えましょう)
- 少しだけ犬から離れて「待て」のコマンドを言います。
- 犬がじっとしている間に『おりこう!』とほめて、オヤツをあげます。
- もっと犬から離れて同じことを繰り返します。
オヤツをあげる前に犬が動いてしまったら、オヤツはあげずにやり直しです。
これを繰り返すことで、「待て」のコマンドを言われたときは、じっとしていたらオヤツをもらえるとビーグル犬は覚えてくれます。
「待て」はこんなときに役立ちます
「待て」のコマンドでビーグル犬をじっとさせることができたら、一緒に暮らしていく中で役立つことがいっぱいです。
ビーグル犬とお散歩の最中、携帯電話に着信。立ち止まって話したいときに「待て」のコマンドを使えば、電話が終わるまで動かずに待っていてくれます。
ちょっと手が離せないときに助かりますね。
ビーグル犬と一緒に暮らすと、いろいろな所へ出かけたくなります。
当然、写真を撮る機会も増えることに。
きれいな景色、訪れたお店の前でビーグル犬を座らせて「待て」のコマンド。
ピントを合わせて素敵な記念写真が撮れます。
まとめ
ビーグル犬もじっとしていられることが判っていただけたでしょうか。
ビーグル犬にとって、オヤツというご褒美は絶対的なもの。
ほめるときにオヤツをあげることで、とても短時間でコマンドを覚えてくれます。
一緒に練習してできるようになると、飼い主さんも楽しいですよ。